【NGな行動とは!?】一粒万倍日の意味
何て読む?「一粒万倍日」
タイトルにもあります「一粒万倍日」ですが、たまに宝くじ売り場にも掲げられていたりします。読み方は”いちりゅうまんばいび”です。

このブログ投稿日が3月27日なので、近い日付では例えば3月31日が一粒万倍日です。
2021年はこの「一粒万倍日」の3月31日に「寅の日」と「天赦日」が重なる為、縁起の良さが今年最高とも言われています。
逆に”この日にやってはいけない!”とされている事があります。
「一粒万倍日」にお金を借りてはいけない
さて、そもそもこの一粒万倍日が何かというと、”何事を始めるにも良い日”として起業や投資、消費に良い「吉日」とされています。
逆に借金をしたり、物を借りたりという行為は”苦労が万倍にもなる”となり「凶日」に反転するとされています。
一粒万倍日の由来は稲穂からきている

もともと一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味から作られた言葉ですが、この構図はまさに宝くじの当選に重複します。宝くじ売り場で「今日は一粒万倍日ですよ!」と謳っているのはこのためですね。
また他の吉日と合わさるとさらに縁起がよく、他の凶日と合わさると半減すると言われていますが、逆にこれは吉日・凶日と組み合わせを考える事ができるくらい、一粒万倍日の登場が多いということです。
では、一粒万倍日はどのように決められているのでしょうか?
一粒万倍日の決まり方
算出の基として”その日が持つ干支”に関係しています。
「”その日”が持つ干支?”今年は丑(うし)”とかじゃなくて?」
という方もいらっしゃるかもしれません。十二支というのは年だけではなくて、それとは別に月や1日毎にも割り振られています。
例えば
2021年3月27日は戌(いぬ)、28日は亥(い)、29日は子(ね)、30日は丑(うし)、31日は寅(とら)
といった具合です。一粒万倍日は「この月ならこの干支とこの干支!」というように定められます。3月は「子(ね)と卯(う)」が一粒万倍日です。
「ちょっと待って!子と卯なら3月31日は違うじゃん!」となりますよね。
一粒万倍日の十二支の計算は、”二十四節気(にじゅうしせっき)”を用いています。二十四節気では”立春(りっしゅん)”を「1月~」として十二支を配置しています。(カレンダーでは節分の翌日:2月4日)

つまり、普段見るカレンダーとは十二支の配置がズレた認識をもとに、ここが一粒万倍日だ!と決めているわけですね。
それでいて我々はカレンダー上の”干支”で物事を決めたりしますから、本来の二十四節気の事までブレンドすると非常に複雑ですね。(詳しくはまた別途にまとめる予定です。)
しかし、その複雑な絡み合いによって、縁起の良い日が重なる事があります。そのひとつが2021年3月31日というわけですね。
財布を一粒万倍日に買うべし
「縁起の良い日に財布を買いなさい」とよく言われています。買ったお財布に財が溜まっていくような運気の良さを意味しているからです。

このような極端に言うと”ジンクス”を信じるかどうかはあくまでその人次第ですが、個人的には知っておいて損はないと思っています。
縁起を楽しむ事は多少気分転換になるかな、という事もあります。
しかしそういった感情論以外として、日本ではまだまだこういった縁起物をもとに行動を決める習慣が多いので、ビジネスのネタに成り得るというメリットがあります。逆に消費者の立場に立った時に一粒万倍日に絡めてSALEをやってくれるところが多いからです。財布なども3月31日はかなり謳い文句にPRされていますので、普段よりお買い得になる場合も多いのではないでしょうか。

暦から各業界のSALEの時期などを狙ってみると、ひょっとして普段と違った楽しみ方ができるかもしれませんね。
財布は近年のキャッシュレス化を受けて、求められる機能が変化してきています。こちらについては、別途お勧めの財布をまとめてみたいと思いますのでご興味あればご覧ください。
それでは次回の話題でまたお会いしましょう。